息子の入眠儀式とは
息子は赤ちゃんの頃から、私のパジャマの上着に腕をつっこんで寝る癖があり、それは今でも入眠儀式のようになっています。
冷え性の身としては、上着の裾が捲れ上がるとお腹が冷えて眠れないと申し出るのですが、いや、こちらも手を入れないと眠れないのだと泣いて訴えてきます。
授乳期間が終わって随分経ったある時、そろそろパジャマを新調したいと考え、思い切ってくるぶしまであるワンピース型のものに替えました。
私は、長めのシャツのような形のワンピースをこよなく愛しており、細いデニムや柄物のレギンスと合わせて着るのが大好きなのです。
それで、家でもこの格好でいたいなーという願いを叶えてくれるパジャマと出合ったので、即採用されました。
もう上着の裾から腕が入れられそうにないそのパジャマを見て、息子は最初、あからさまに嫌な顔をしました。
ちょっと強引すぎたかな…でもこれをきっかけに、もしかして妊娠以来初めての、自由に寝返りがうてる夜がやってきたのかもしれない! と静かに喜びをかみしめていたのですが。
「じゃあ、上からね(オッケー! 納得! みたいな顔)」と今度は襟からズボっと、こちらも強引に腕が入ってきたのでした。
寝返りの夢、早くも破れたり。
息子さん、それはそれで苦しいのですよ。
首というか、喉の上を息子の腕が横断しているので、ただただ息苦しい。
新しいパジャマはスタンドカラーになっていて首元までボタンがあるので、私の首と息子の腕で、襟がパツパツになってしまいます。
顔を赤くして私が苦しがっていると、「ん? 上から? 下から?」と聞かれ、(その後数日にわたって「上から? 下から?」が家族間の流行語に。)いやいや…上からも下からもないよ…とパジャマを直していると、
「あのね! これはね、触っているんじゃなくて、ママを悪いものから守ってあげてるんだよ? だから安心してね。」という独自の理論で以て真顔で説得されるので、強く拒絶するのもはばかられるのです。ずるい。
しかしどちらも辛いのですと青い顔をしていると、「じゃあ! どうやってママを悪いものから守れって言うの? これじゃあもう守れない!」と強い口調の後で泣き顔にになったものの、比翼仕立てになっている襟元の隠しボタンを見つけると、
「ああ! ここからか。」と妙に納得した様子でボタンとボタンの間から器用に腕を入れていました。
小さな子どもの腕って、ボタンとボタンの間に入るんですね…
というわけで、今夜も悪いものから無事に守っていただいております。
そして、読み聞かせをしながらこの入眠儀式が始まると、もう誰の腕がどこにあってどうほどいたら正解なのかわからない感じで腕が交錯しています。
しかし心を静めて読み聞かせます。
ただ、キャンプにはこのパジャマを持参しないので、キャンプの夜だけは上(つまり襟)からか下(つまり裾)からか腕がつっこまれ、首が苦しい夜か、お腹が冷える夜を過ごしています。
【無印良品】クルタを愛用中です
先日、美容師さんとパジャマの話になりました。
その方は、夜ついつい洋服のまま寝てしまうそうで、「今年はパジャマに着替えて寝たいけれど、どんなパジャマを着て寝ていますか?」と質問されました。
そこで私の愛用している無印のパジャマをご紹介したところ、「わぁ! 梅宮辰夫もパジャマは絶対に無印って言ってました! やっぱり無印のパジャマっていいんですね!」
とのことでした。
意外とファンが多いのかもしれません…

実際に、私もその時からずっとこのパジャマを更新し続けています。
シーズンごとに2着柄違いを買って、かわりばんこに毎日着ます。
着たら洗濯をして、もう一枚を着る。その繰り返し。
くたびれてきたら、新しいものを購入する。その繰り返し。
夏はダブルガーゼ、冬はフランネル。
それぞれ薄いレギンス、厚いレギンス、綿の下着と合わせて。
胸に大きめのポケットが付いているので、ここにスマホを入れて部屋を移動します。
寒い日には、これまた無印良品の「ヤク混Vネックカーディガン」を羽織ると、絵本の中に出てくる田舎のおじいさんみたいな気分で過ごせます。木彫りのカップにスープを入れて、暖炉の前のロッキングチェアに腰かけて…そんなイメージで着ています。
また、ヤク混Vネックカーディガンも、2022年秋冬でサイズ感などの見直しがあっており、私が着ているものと、デザインも少し違っているようです。
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子どもたちのパジャマも、小さい頃は食べこぼしたりトイレに失敗したりでたくさん洗い替えを持っていましたが、今はもう、ひとシーズンに2着で無駄なくちょうどいいです。
サイズアウトも考慮して、ワンシーズンで着倒すつもりでガシガシ洗濯しては着る、洗濯しては着る…
たくさんあると管理も大変、クローゼットも溢れてしまうので、パジャマや下着はミニマムに! が今の私たちにはよさそうです。



