出産以来、まとまった時間を確保することが難しく、自分の読みたい本を読む機会は減りましたが、ひきかえに子どもと一緒に絵本を読む時間ができました。
赤ちゃんの頃は、文字が少なめでシンプルなストーリーが中心でした。
読んでいる私にとっても、絵本そのものよりも、子どもの反応を楽しむ時間だったように感じます。
子どもたちの成長に伴って選ぶ本も少しずつ変わり、次の展開が気になるようなワクワクする絵本との出合いも増えてきました。
『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズ
◆『ルドルフとイッパイアッテナ』
作:斉藤 洋
講談社(1987年)
昨年秋から『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズを毎日少しずつ読み進めています。
寝る前に布団に入ったら、一章読んで、次のタイトル予告をしてから電気を消す…というのがここ数カ月のルーティンです。
これが予想以上に子どもたちに好評で、私も読みごたえのある物語に触れることで毎晩充実した気持ちで眠ることができています。
最初の『ルドルフとイッパイアッテナ』、続編の『ルドルフともだちひとりだち』、更に『ルドルフといくねこくるねこ』、そして今は『ルドルフとスノーホワイト』まで順番に読み進めてきました。
ルドルフという黒猫の視点で、猫たちの世界が描かれているのですが、これがとにかく面白い。
面白い中にも、ルドルフの言葉を借りるならば「教養のある」言葉がたくさん出てきて、刺激になります。
少し難しい表現やことわざ、子どもたちの知らない言葉がたくさん出てきます。
その度に「今、何て言ったの?」「それってどういう意味?」「××って何のこと?」と両側から質問が飛んできます。
その時には立ち止まって言葉の意味を答えたり、漢字を教えたり、易しい言葉で説明したりします。
寝る前の読み聞かせの時間

寝る前の読み聞かせの時間は、子どもたちが喜ぶかなと思って始めたことでしたが、今となっては私の楽しみになっています。
「昨日の続きが気になるから、早く2階に上がろうよ」といって布団に誘うと、子どもたちも「今日、どこからだっけ!」と急いで寝る準備をしてくれます。
もちろん、一晩で読みきれる絵本を一冊、最後まで読んで寝るのも好きですが、長い物語を何日かに分けて読むのも思いのほか楽しいです。
子どもたちの記憶力にも目を見張るものがあり、前日、前々日の内容をしっかり覚えていて、話の流れをよく把握しているし、次の章のタイトルもちゃんと覚えています。
時々夫も参加して物語を聞いていますが、夫が聞き逃した日のあらすじを子どもたちが話してあげているのを聞いていると、本当に上手にわかりやすく説明します。
日々の子どもたちの会話も、上手だなと感じることが多いです。
まず、「ぼくは/わたしは、こう思うんだよ。」とか「今日、こんなことがあったんだよ。」から始まります。
そして次に具体的なことを話してくれます。
保育園や学校で、保育士さんや先生が、こういう順序で話してくださるのを真似しているのかもしれません。
娘の授業参観に行った時も、発表する児童は皆、このような話し方をしていて、今の小学生ってすごいんだなと感じました。
時間に余裕のある時は、娘や息子が私に読み聞かせをしてくれます。
私の好きな絵本を選んでくれたり、それぞれのお気に入りを読んでくれたり。
読んでもらうって、こんな気持ちなんだなぁ。嬉しい。
***
次の一冊で、ルドルフシリーズも終わりを迎えます。
先が知りたいけれど、読み終わってしまうのが寂しい。
面白い本に出合うと、終盤はいつもこんな気持ちになります。
この寝る前の読み聞かせの時間も、いつ終わりが来るかわかりません。
その日まで、大切に続けていきたいです。



