5月末に、最近行きつけの貸し切りキャンプ場を訪れました。
1日1組なので予約がなかなか取れず、4月初めのキャンプ以来でした。
毎年、桜の開花とキャンプ場の標高などを鑑みて「お花見キャンプ」を計画するのですが、今年の春はこのキャンプ場を訪れる直前に散り始め、「お花見キャンプ」ならぬ「桜散るキャンプ」となりました。
風が吹くたびに散る桜に包まれるのもまた風流でした。

冬の間には空っぽだったバンガローにも今回は何組か宿泊している様子で、人の気配がありました。キャンプシーズン到来という感じです。
ホタルの飛来で幻想的な焚き火タイム
このキャンプ場には、もうトンボやアゲハチョウ、キリギリスなどが生活していて、一気に夏の気配です。息子の嬉しそうな顔といったら。虫網を持ってキャンプ場を駆け回っていました。

夜には何とホタルまでもがサイトに遊びに来てくれて、ホタル観賞をしながらの贅沢な焚き火タイムとなりました。
また花壇の上にも、浮遊せず土の上で休むホタルを発見。
息子がそっと摘み上げると、小さな体の小さなおしりが幻想的に光ります。
てのひらに載せると、てのひらの一部が黄緑色にじんわりと明るくなり、それをじっと観察する息子がポツリ。「おしりから2番目の節が赤っぽくないから、オスだね。」
かつて訪れたことのある、ホタルのミュージアムで雌雄の区別について学んだのですが、息子はきちんとそれを覚えていたようで感心しました。

トイレに住むカエル
生き物にたくさん出合えたキャンプでしたが、私が一番印象深かったのはカエルです。
トイレの水道で手を洗おうとしたら、蛇口のすぐ前にこちらを向いてカエルが座っていました。
「わぁ!」と驚いた私の声に驚いたカエルは跳びあがり、器用にバケツの細い縁に着地しました。
次にトイレに行った時も、同じ場所で石のように動かず座っていました。
次に行った時も同じ。
もういないかなと、寝る前にトイレに行くと…
まだいました! 先程と一寸も違わぬ場所で。
外に出たくないのかな?
翌朝。
さすがにバケツの上からは姿を消していました。
「もういないね。ひと晩中トイレの中っていうわけにはね。」「遂に外に出て行く気になったかな。」と話しながら娘とそれぞれ個室にはいりました。
次の瞬間、娘の叫び声が。
「ギャー!」
「どうしたどうした?」
「トイレの! トイレのドアのカギに! カエルが…!」
予期せぬカエルの再登場に、娘は泣きながら個室を出てきました。
確かに、個室に入ってカギをかけようと振り向き手を伸ばした先にカエルがいたら…
怖いというより、びっくり。まさかこの場所に?

でもこのカエル、よほど外に出たくないのでしょう。
インドア派のカエルなのか、天敵が外にいるのか。
理由はわかりませんが、外には池も草木もたくさんあるのに、よりによってトイレに住んでいるなんて面白い。
しかも、座りにくそうな場所に器用に座っているし、私がカメラを向けると、じわりと体の向きを変えて視線が合わないようにされました。
今週末、また同じキャンプ場を訪れる予定なのですが、まだこのカエルがトイレにいたら…



