大型公園に行く予定の休日にあいにくの雨となり、行き先変更を余儀なくされた朝。
肩を落とす息子のために他の遊び場を…と思いますが、室内レジャー施設はどこも予約で埋まってしまっています。
そういうわけで、今回は娘がかねてより行きたがっていた、たくさん漫画のあるミュージアムへ出かけることになりました。
新しい行き先を聞いて飛び上がるほど喜ぶ娘を見ていると、本当に漫画を読むのが好きで好きでたまらないのだなと再確認しました。

外で遊ぶことを嫌がることはなく、いつも元気に走り回っていますが、一番心が落ち着き無条件に愛を注げるものは、彼女にとってはやはり本のようです。
今彼女は、寝ても覚めても本を読んでいます。
朝起きてからすぐ、ご飯を食べた後、歯磨きをして出発を待つ時間、移動の車の中、キャンプ先で…ありとあらゆる隙間時間にいつもそばにあるのは本。
本や絵本でも、漫画でも、子ども新聞でも、図鑑でも、とにかく何かを読みたい。
中でも今のブームは漫画のようです。
息子と喧嘩した時や、夫か私に叱られてしょんぼりしている時にも、娘の心を落ち着かせ、慰め、静かに励ますのも本。
ささくれだったイガイガの心を優しく撫でて、しばしの現実逃避に連れ出してくれる本が娘の癒しであることは間違いなさそうです。
そういう存在があるというのは、幸せなことなのではないかと感じています。

さぁ、大好きな漫画に埋もれよう!
我が家の外出の心得を守り、開館時間とともに入場したその日。
訪れたことがある展示ゾーンはサラッと通り過ぎ、本日のメインである読書コーナーへ。
壁や柱を埋め尽くす漫画たちに囲まれて、各々漫画を貪り読みました。
娘だけでなく、本が好きな私にとっても至福の時間です。
夢中になり過ぎて、お昼ご飯の時間になってもいっこうに席を立つ気のない娘を何とか外へ連れ出し、昼食時間を確保。
早く戻りたい娘の食べるスピード!
好きなもののためになら、急いで食べられるのですね。
わかりやす過ぎてかわいくて笑いたいけれど、本人を目の前に言ってしまうと機嫌を損ねそうなので、ここは夫と目配せ&忍び笑いです。
雨はなかなか止まず、息子は少しずつ退屈がってきて、一旦体を動かすことになりました。
娘は漫画の続きが気になって仕方ない様子でしたが、お互いの思いを尊重しようということになり、幼い頃に行ったことのある室内遊び場をのぞいてみました。

入ってみると、懐かしい。
赤ちゃんが安心して遊べるゾーンや、アスレチックのような遊具、木でできたおもちゃのキッチンなどがあり、たくさんの親子連れが思い思いに遊んでいました。
すっかり大きくなったふたりには少し物足りない遊び場となってしまいましたが、ほんの数年前までこんな風にして遊んでいたなぁと不思議な気持ちに包まれました。
ミュージアムに再入場
1時間ほど体を動かし、再びミュージアムへ。
入口でチケットを提示すると、係の方から「おかえりなさい!」。
ただいま! 戻ってまいりましたよ。
娘は無言で目当ての漫画を手に取り、席を決めて数時間漫画を読み続け、世界に入り込んでいました。
没頭。
かくいう私もアドレナリン大放出で、気づいたら夕暮れ時。
再び退屈しだした息子を連れて、夫が館内のショップをブラブラ。ありがとうございます。
潮時という言葉が頭をよぎりましたが、娘を見ると話しかけるのも憚られる勢い。
あと、もう少し。
18時を過ぎて、さすがにもうこれ以上は…というあたりで心を決め、皆の気持ちが収まるように「食事をして帰る」ということで合意を得、何とか帰路に就いたのでした。
ちなみに、息子は、外で思いっきり遊ぶはずだったのに雨で叶わなかった気持ち。
娘は、もっともっと読みたかったのに帰らなければならないという気持ち。
大人は…こんなに遅くなっちゃったから、今日は楽しちゃおう! …という気持ち…です。
きっかけは歴史漫画
娘の漫画好きのきっかけになったのは、小学館から出版されている、名探偵コナンの歴史漫画シリーズ『日本史(世界史)探偵コナン』でした。
コナンが好きな娘に軽い気持ちで第1巻を渡したら、気に入って次々に読み続け、日本史シリーズ、世界史シリーズ、日本史シリーズ・シーズン2、アナザー(外伝)シリーズ…あれよあれよという間に全巻読破していったのでした。
この漫画は、歴史に触れながらも「名探偵コナン」の要素がしっかり盛り込まれていて、純粋な歴史漫画と違った面白さがあります。
途中のコラムでは、子どもたちが興味を持ちそうなテーマを深く掘り下げてあったり、わかりやすく説明してあり読みごたえがあります。
楽しく読んでいるうちに自然な流れで歴史が学べて、娘から思わぬ知識を披露されることがあります。
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娘はそれに飽き足らず、角川まんが学習シリーズの「世界の歴史」全巻セットが昨年の誕生日プレゼントとなり、図書館で伝記漫画を借りるようになり、学童で様々な漫画に触れるようになり、漫画が大好きになって今に至ります。
漫画を読んでいる時の娘は、話しかけても聞こえていなくて、ご飯やお風呂に誘ってもスルーで、「夢中」という言葉を体現しているな~と感じます。
自分で物語や漫画を描いていることもあります。

娘・息子それぞれと、定期的にふたりきりの時間を設けるようにしているので、次回のふたり時間には、また漫画の読めるミュージアムを提案してみようかと考えています。
喜んでもらえるかな?



