朝から息子の折り紙教室。余白の確保に心を尽くすタイムキーパー

3月3日はひなまつり。

毎週金曜日は、ピアノのレッスンがあってバタバタしがちです。
そこで今年のひなまつりメニューは、簡単にできるちらし寿司の素にお任せして、嵐のような夕方を乗り切ろうと目論んでいます。
これがあると思うと生まれる心の余裕、計り知れない。

息子の折り紙教室

ところで先日、保育園へ出発する直前の息子から「ママー、一緒に折り紙しようよ」と言われました。
出かけるまであとほんの少ししか時間がないけれど、こういうお誘いは大切に、喜んでお応えしたい!
食器の片付けもそこそこに、急いで息子のもとへ駆けつけました。

手先が器用な息子は、よくひとりで黙々と制作活動をしています。
本を見ながら折り紙を折ったり、空き箱を見つけて工作をしたり、アイデアがひらめいたら周りのことが見えなくなるくらい作業に没頭し、周辺は芸術家のアトリエのように作品で溢れていきます。

折り紙をする息子
いつもこんな感じで制作しています。

この日は、「保育園で作ったおひなさまのつくり方を、ママにも教えてあげるね!」と張り切って、自分の分と私の分の折り紙を準備してくれました。
自分にはモノトーン。私には茶とクリーム色。渋い。

ここを三角に折って…縁に合わせてね…そうそう、いいよ。
あ、今ぼくも同じところ折ってる…
反対側も、そう、同じようにね…ママじょうず…そう。

息子さん、教えるのが上手。
言葉も優しいです。
丁寧な指導の下、あっという間に女雛と男雛の着物が出来上がりました。

「じゃぁ、ぼくが顔を書くからね。」
さらさらさらと、コピー用紙に女雛と男雛の顔を描いていきます。

雛人形の顔を描く息子
さらさらさら。

女雛の目元にはまつ毛まで。
男雛の烏帽子も忘れません。

朝の光に包まれて絵を描くその姿は尊く、いつまでも見ていたいような光景でしたが、出発の時間も迫っていてうかうかしていられません。
売れっ子漫画家のアシスタントさながらに、両手でコピー用紙を恭しく頂戴するや否や、すぐさまハサミで切り抜き開始! スピード勝負! 任せて、ハサミは得意です!

息子の、刃先が丸くなった安全ハサミを借りて高速チョキチョキ技を披露していると、
「のりは、これを使ってね。はい、ここに置いておくからね。」と息子。
ワークショップのボランティアの方なのかな? 気が利く~。

そして、遂にかわいいかわいい雛人形ができあがりました。
今日はこれを持ってお仕事に行こうね~と立ち上がったところでタイムアップ!
ちょうど出発のアラームがリビングに鳴り響きました。

折り紙で作ったおひなさま
着物は私が、顔は息子が作りました。

アラームで朝の時間管理

ところで、我が家は毎朝、区切りの時間にアラームを仕込んでいます。

「朝ごはん」、「歯磨き・トイレ」、「出発準備!(娘)」、「出発準備!(息子)」でそれぞれ音を変えていて、アラームが鳴ると、子どもたちは次の動作に移ります。
間に合っていない場合は、これを合図に急ぎ始めます。

娘は最近、時間の感覚が身についてきて、アラームが鳴る前に動作を終わらせると好きな本が読めるということを学んだようで、前倒しの行動が見られるようになりました。

***

もともとは前の職場で、来客予定時刻にアラームをセットしている先輩の真似をして、家でも忘れそうな用事がある時にアラームをかけていたのが始まりです。
これなら、先の予定に心を縛られずに、程よく未来を忘れて目の前の業務に集中できます。

頭の中にあるスケジュールをアプリや手帳に記録してしまえば、頭がすっきりして脳内の作業スペースが空く感覚に似ています。

子どもたちも、私に急かされるよりもアラームを聞いて自分で行動できる方が気持ちいいようで、このアラームに朝の準備を助けられてきました。

コツは、本来の予定時刻よりも少し早めにセットしておくことです。
そうすることで、こちらも余裕を持って手助けすることができます。

子どもたちが自分で準備できる状態が一番いいので、時間がかかってもやり遂げる方が私も嬉しく、子どもたちの自信にも繋がっていると感じます。
それでも、困っている時や助けを求められた時には手を貸しますが、そんな時にもやはり時間の余裕があるということが重要です。

アラーム設定時刻の1分、2分の微調整は、子どもたちのリズムやペースを見ながらやっています。
毎日子どもたちを観察していると「今、この子はこれにこのくらいの時間が必要なんだな」というのがわかってきて、成長と共にこのアラームの設定時刻は少しずつずれています。

育児の余裕は、時間の余裕から。時間の余裕は、心の余裕を生む。

子どもたちがひとりで何かをやろうとしてもうまくいかない時には、環境を整えてあげると解決することが多いと感じます。
ワンアクションで必要な物を取ることができるかとか、細かすぎる分別をしていないかとか、物の住所は決まっているかとか、子どもが取り組むのに必要な時間を充分に確保してあったかとか…。

そんなことを子どもの目線で考えてみると、小さなこどもには生活しにくい大人の常識がたくさんあって、ほんのささいな改善によって子どもの動きがよくなることがあります。

ともあれ、この9年ほどの育児の中で痛感しているのは、「育児の余裕は、時間の余裕から。時間の余裕は、心の余裕を生む。」ということです。それに尽きる気がしています。

命を預かる育児は大変なことの連続ですが、時間の余裕・余白を確保して取り組めると景色が違ってきます。
私が時間に余裕を持った計画を立てることによって、家族の皆がうまくやれることがたくさんある! と実感することが多い日々です。
それはキャンプしかり、日々の生活しかり。
今はこの余裕・余白・あそびの時間を生み出すことに、毎日心を尽くしています。

***

この日の余白時間は、朝から息子との折り紙を楽しめたので、早めの時刻にアラームをかけておいてよかったぁ…と思いながら保育園へ車を走らせました。
また、折り紙に誘ってね。

タイトルとURLをコピーしました