2022年12月30日~2023年1月1日の2泊3日に、昨年と同じキャンプ場・同じ日程で、年越しキャンプに行ってきました。
前回は全員寝てしまい、午前0時の初詣は叶わず。
今年は…?
年越しキャンプ、リベンジなるか
今回も、お昼寝をした子どもたちは夜になっても眠たくなさそうでした。
しかし前回の経験から、このまま起きて待つのはさすがに無理だと悟ったので、子どもたちには0時に初詣に行きたい旨を丁寧に説明して、先に寝てもらいました。
こういう時、直前になってこちらの事情を説明して短時間でわかってもらおうとするよりも、事前にきちんと話をして準備を整え、相手にもその心構えを持ってもらっておくというのは、大事なことのような気がします。
そして、200%二度寝する自信がある私は、そのまま起きて待つことにし、0時前に子どもたちを起こした時に「これは無理」と思ったら一人で神社に行くことを決意しました。
今年は午前0時の初詣ができるでしょうか
23時40分、小さな明かりで読んでいた本を静かに閉じ、寝ている夫と子どもたちに声をかけましたが、中途半端な時間に眠りをぶったぎられた子どもたちは、予想通りとても不機嫌。
自分の幼少期の記憶は、ほとんどないのですが、年越しに関してひとつだけ忘れられない出来事があり、それがこのタイミングで頭をもたげてきました。
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忘れもしない、小学生低学年の大みそかの夜。
夜中にたたき起こされ、告げられた言葉は「初日の出を見に、△△山に登るよ」でした。
これまで家族で登山などしたことがあったでしょうか。
いいえ、ありません。
しかも真夜中に。
しかも真冬に。
わけのわからぬまま真っ暗な山道をひたすら登り、登り、登り、寒すぎる山頂で待って、待って、待って、眠さと寒さで気絶寸前に見た初日の出。
今なら、両親が何をしたかったのかわかります。
きっと思うところあって、家族揃って「初日の出登山」を決行したのでしょう。
しかし正直、その感動よりも、よく事情がわからないまま夜中の夜道を歩かされたという被害者意識が強く残っています。何十年も前のことなのに。
きっと、前情報が必要だったのです。心の準備が。知識もないし。
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…と、その辛さを思い出してしまい、かわいそうだと一度は諦めかけたのですが、夫の「夜の探検に行こう」という甘い誘い文句に、子どもたちはむっくりと上半身を起こしました。
ここまでくればもう一息。
寝る前にご説明申し上げた、初詣云々…のくだりを丁寧に繰り返し、行かない選択肢ももちろんある旨をお伝えし、そうしながらも防寒着を着せてみたり、靴下を履かせたり手袋をつけたりしているうちに子どもたちの気持ちも動き出し、ゆっくりと立ち上がった頃にはもう、いつでも出かけられる装備が完成していました。
いざ、テントを出発!
眠い目をこすりながらテントの外に出ると、氷点下の張り詰めた空気に触れて一気に目が覚め、少しずつ子どもたちのテンションが上がってきました。
神社へと続くいつもの道も、真夜中となると全く印象が違って見えます。
子どもたちの頭につけたヘッドライトと、片手に携えたランタンだけを頼りにしばらく歩いて行くと、鳥居から本堂に続く石段の一段一段にろうそくが並ぶ、ライトアップされた美しい姿の神社が現れました。
うっとりするような光景です。
これを見た子どもたちは、喜んで石段を登り始めました。
そういうわけで、今年は家族揃って参拝できました。
人生初の、子どもたちと一緒にできた午前0時の初詣。
それがこの年越しキャンプで叶ったという嬉しさが、じんわりとこみあげてきます。
寒さですっかり目も頭も冴えて、本当に夜の探検気分で鳥居まで戻ってくると、地元の方々がぜんざいをふるまってくださり、それを大きな焚き火の前でいただいて心も体もぽかぽかと温まりました。
テントへの帰り道では、澄んだ夜空に浮かぶ大きなオリオン座が、私たちを見下ろしていました。