【焚き火】キャンプの最大の楽しみ…子どもたちと焚き火を囲もう

焚き火。
それは冬のキャンプの生命線と言っても過言ではないでしょう。

イベントとしてのキャンプファイヤーでも、料理のための火起こしでもなく、まずは暖をとるために薪をくべるのです。しかし根底には、あの美しい炎を見たいという切実な気持ちがあります。

焚き火は、ただ木を燃やしているだけのようですが、いえ実際に木を燃やしているだけなのですが、シンプルなだけに奥が深くて、知れば知るほどその世界に魅了されていきます。

焚き火は様々な分野からのアプローチができます

焚き火台で燃え盛る炎

「焚き火」とひと言で言っても、その中には化学反応があり、火をめぐる人類の歴史があり、樹木を通じて自然科学に触れ、刀を使った薪割りの技術・ブッシュクラフトの技能、焚火台の上の薪組みにおける造形美、炎そのものの美しさ…幅広い分野の魅力がぎゅっと詰まっているのです。

焚き火は、命や人生そのもの、また人生のパートナーに例えられることがあります。
はるか昔から、様々な人々が様々な思いを胸に抱いて焚き火を見つめてきたのでしょう。

焚き火の効用を研究し、社会性の育成や、親睦を深めることを目的として焚き火をスケジュールに組み込んだ宿泊型の社員研修を行う会社もあるようです。

「焚き火を囲めば、普段は言えないことまで素直に言える」と聞きますが、個人的にはまだそういった経験をしたことはありません。
今のところは、薪を選んで火にくべる瞬間がおもしろかったり、ナイフや斧、火吹き棒を使うことが珍しかったり、炎の美しさにみとれたりする時間を楽しんでいます。

そして、薪で何かを作り上げているようで、燃えた後には形は残っていない…そういう部分に心惹かれます。(実際には、新しい灰がそこに存在しているのですが。)

NO TAKIBI , NO CAMP

熾火(おきび)
燃え盛る炎もさることながら、この熾火(おきび)の状態が個人的には一番美しさを感じます。

夫にとっての焚き火は、キャンプの最大の楽しみのひとつなので、焚き火のないキャンプはありません。
いつもキャンプ前夜には、ログキャリーにギュウギュウ薪を詰めまくっています。

キャンプを始めたばかりの頃、夫が焚き火をしていると、子どもたちは興味津々で見ていました。
小さな息子が手順を覚えて、夫に道具を手渡す様子に驚いたこともあります。
まるで執刀医にメスを手渡す看護師のよう。

「子どもたちに火の怖さや扱い方を知ってほしい」という夫の考えもあり、自然と子どもたちも一緒に作業するようになりました。

子どもたちも道具を使いこなします

最初は、焚き火台に薪を組んだり、自分でまつぼっくりを拾って準備したり、火吹き棒で吹いてみたり、大きな薪を夫と一緒に割ってみたり。
そのうち、トングを使って薪をくべたり、マッチを擦ったりするようになりました。

火吹き棒を吹く子どもたち

すると次は、それぞれ自分の焚き火台を準備して最初からやってみようということになり、ソロサイズの焚き火台を夫の焚き火台の隣に置き、並んで焚き火をするようになりました。

最近は、それぞれに与えられたマイナイフを操り、焚きつけ用のフェザースティックを上手に作ります。
子どもたちの、木を削る時の集中力には目を見張るものがあります。

最後に麻紐をほぐして火口(ほくち)を作り、自分で組んだ薪の上に置いて、ファイヤースターターで火花を散らして着火します。

三つ並んだ焚き火台
奥から、娘、息子、夫の焚き火。

自分の焚き火台で炎が燃え盛ると、やはり嬉しそう。
小さな手に小さな皮手袋をはめて、小さなチェアに座り、並んで焚き火のお世話をする姿は何ともかわいらしいものです。
娘は息子の、息子は娘の焚き火台の様子が気になって隣をチラチラ見ながら、せっせと自分の炎を育てています。
(それぞれ形の違う焚き火台なので、空気の入り方や炎の上がり方が違います。それも面白い。)

子どもたちにとっては、普段は扱うことのない道具を、自分の裁量で使えることも嬉しいようです。
頼もしい姿!

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