梅の花がきれいに咲いています
先日、梅の花の開花具合を偵察に行きました。
ちょうど見頃です。
梅は、桜のように開花情報が地図上で示されることもないし、満開になっても桜ほどには華やかさがなく、まだ寒い時期に咲くので注目度も低いように感じます。
そう、すでに平安時代の頃から「花」とは「桜」を指すと学びました。
でも、私は梅の花が好きです。
目に見える華やかさはなくても、上品で秘めた美しさがある。
広がりすぎない枝、小ぶりな花、満開の季節の寒さ、その香り…全てが控えめな印象ですが、その姿は気品に溢れています。
毎年この季節には、梅を見るために実家近くの天満宮を訪れます。
梅の木の間をチョコチョコと跳んでまわる黄緑色の鳥は、ウグイスなのかと思ったら、どうやらメジロのようです。
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日が照って暖かい日があるかと思えば、風が冷たく凍えそうな日もあります。
それが2月。
しかし、こうして梅の花が咲くのを見ると、着実に春は近づいてきているのだなと感じるとともに、まだ寒いけれども早く分厚い上着を手放したくなる季節です。
2月初旬の母の誕生日には、毛足の長い暖かそうなベストを選んだにも関わらず、2月末の父の誕生日には、ついつい色だけで半袖ポロシャツを選んでしまう。季節感がバグってしまっています。
早く暖かくなってほしい! という気持ちを、父のポロシャツにぶつけてしまいました。きれいなえんじ色が眩しくてつい。
竹馬に初チャレンジ
そんな父が、子どもたちのためにと竹馬を作ってくれました。
友人の竹やぶで竹を譲ってもらったそうです。
初チャレンジの子どもたちは、とても嬉しそう。竹馬を見るや、外に飛び出して行きました。
初日は、ふたりとも感覚をつかむ段階で時間が来てしまい、後ろ髪を引かれながら終了しました。
支えられながら自分で竹馬を動かすことができたので、後は足踏みしながらうまくバランスを取れるといいねという感じでした。
その3日後くらいに、また30分ほど乗ってみると、娘の方は最初の支えがあれば、数歩前へ進めるまでに。何だか自転車の練習に似ています。
息子は支えていれば前に進みます。
竹馬を前に倒す具合がもう一歩なのと、乗っている途中で竹馬がくるりと回転してしまいます。
まだ、ひとりで乗るのはちょっと難しいかな?
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コツコツと取り組むのが得意な娘は、更にその4日後、また竹馬に乗りたい! と外へ飛び出しました。
近所の公園には、つぼみをつけた桜の木と、いい香りの水仙がたくさん。
最初のうちは娘の竹馬をそばで支えていましたが、意外とひとりで黙々とやる方が集中できる様子。
私たちは隣でバドミントンをしながらチラチラ見守ることにしました。
何度も途中で竹馬から降りてしまい、悔しそうな顔。
それでも、支えのない場所からひとりで前進できるようになったことは大きな進歩だと思うのですが、娘としてはもっと思うように乗りこなしたい。
そのうち日が傾き、いよいよ帰宅する時間となりました。
まだ竹馬の練習をしたい娘は、帰りたくなくて元気がありません。
夫の提案で、駐車場の方まで竹馬で戻ってみようということになりました。
おぉ、いい案ですね。
既に竹馬から興味が逸れてしまった息子は、階段を上ったり下りたり、その辺をぐるぐる走ったり、時々バドミントンに加わったりと忙しく活動していましたが、帰るよの声に反応して合流してきました。
そこで夫がふいに「よーい、ドン!」。
え? という顔をしながらも、号令があったからにはとりあえず走り出してしまう息子。
わけもわからず目印の橋まで走って、また戻ってきました。
全力疾走して、はぁはぁと息を切らしています。
「〇〇ちゃんが竹馬で前に進めば進むほど、□□くんの走る距離が短くなるよ!」と夫に言われた娘は俄然やる気を出して、テコテコ竹馬で前進し始めました。
その間にも息子は、娘と目印の橋の間を、全力で往復しています。
「早く進まないと、□□くんがバテてしまう!」と娘も一生懸命。
とても長い距離を、必死に竹馬で歩いています。すごいすごい!
結局、娘は自分のためではなく、息子のためなら頑張れてしまうのです。
人間ってそうだよね…とそばで見ていて思いました。
自分のためだけにはなかなか頑張れないのに、大切な誰かのためならなりふり構わずがむしゃらになれるのですね。
そんなこんなで、娘は遂に竹馬に乗ることができるようになったし、息子は思いっきり体を動かすことができて、大満足。
「ぼくは、23回も! 23回も走ったんだよ!」と頬を真っ赤にしてはしゃいでいました。
そういえば、息子は学童に娘を迎えに行く時にも、娘が館内から出てくるまでの間、グラウンドの端っこまで全力で走って戻ってきます。鬼ごっこも好きだし、きっと走ることが大好きなのですね。
その夜は、ふたりともとっても寝つきがよかったです。
また、竹馬に乗ろう! また、走ろう!