この季節のキャンプは、ストーブがスタメン入りするのが嬉しいです。
ストーブのそばのホクホクした空気は、身体を温めるだけでなく、寒くて縮こまってしまった筋肉をほぐしながら、硬くなった心の結び目までほどいてくれるように感じられます。
点火した時のポッポッポッという小さな爆発音、
熱で背景の揺らめく様子、
消化した後の独特の匂い…
その特徴のどれもが、懐かしく寛いだ気分を運んできます。
実際に懐かしいのです
小学生の頃に現在の実家に移り住み、初めて自分の部屋を得ました。
最初の冬はまだその部屋に暖房設備を取り付けておらず、両親が小さなストーブを買ってくれました。
6畳用の、グローブに星空の模様が入った、濃いグレーのものでした。
その後、石油ファンヒーターがやってきたり、エアコンが設置されたりしてそのストーブが使われることはなくなりましたが、今でもよく思い出します。
「自分の部屋」という小さなお城を柔らかく温めてくれたストーブの、あの星空模様のグローブがオレンジ色に輝く様子を思い浮かべると優しい気持ちに包まれます。
ストーブにまつわる素敵な絵本
◆『ひめねずみとガラスのストーブ』
作:安房直子
絵:降矢なな
小学館(2011年)
最近出合った素敵な絵本です。
風の子フーと、小さなねずみの物語。温かくて、儚くて、じんわりとした余韻が残る、まさにストーブのような世界観でした。
読み終わった後、息子が大きく息を吐いて天井を見上げていました。感じるものがあったのでしょう。
私は、子どもの頃使っていた、あのストーブのことを思い出しました。
キャンプだけでなく、自宅でも使用しています
現在キャンプ場で使用しているストーブは、キャンプギアとして購入したものですが、冬の間はついつい自宅のリビングでも使ってしまいます。
エアコンでも部屋は暖まります。
しかし、あの身体の芯までポカポカする感じと、ほんの少しキャンプ気分を味わえる感じと、消さない限りどんどん温め続けて、「うわー! あっつー! 1回消そ!」となる感じがたまらなくクセになっていて、寒い朝や帰宅直後など、もはや当たり前のように家族の誰もが無言でストーブのノブをひねってしまっています。
明日、我が家で使用しているストーブについてご紹介します。
お楽しみに!




