価値観が違うから面白い。キャンプも、夫婦も、きょうだいも。

先週のキャンプは、よく晴れました。
撤収時もポカポカと温かくて、寒がりな私が思わず上着を脱いで作業してしまったほどです。

節分用に準備していた、おいしいくてかわいいと家族に好評の、山方永寿堂の「きびだんご」をキャンプに持参し、一日遅れでいただきました。
節分やハロウィンの季節には、特別バージョンのパッケージで売られていて、子どもたちはこの箱狙いだったりもします。

節分用「きびだんご」
節分なので鬼のお面付き。桃太郎や鬼、ひょっとこ、お多福などの包装紙に包まれたきびだんご。

「昨日が節分、今日が立春。暦の上ではなんて言うけれど、本当にもう春が来ちゃったんじゃないの~」などと言いながら撤収を終えました。

しかし、少し山の方に上がってじっとしているとやはり風が冷たく寒い。
当たり前、今はまだ2月です。

キャンプ場で子どもたちの劇遊び

今回も、貸し切りキャンプサイトで過ごしたので、撤収作業中は子どもたちも自由に動き回っていました。何度か訪れて慣れてきたのもあって、少し離れてふたりで遊ぶ様子も見られました。

私たちから見えなくなる場所には行かない、危ない遊び方はしない、そういう約束を決めてチラチラふたりの様子を伺いながら撤収作業に励みました。

ふたりでセミの抜け殻を撮影中
東屋のテーブルにぶら下がるセミの抜け殻をデジカメで撮影中のふたり。

サイトから見える場所に東屋があり、雪の降った週には屋根に氷柱がぶら下がっていましたが、今週はもうセミの抜け殻しか残っていません。
子どもたちはその東屋とサイトを行ったり来たりしながら、面白いものを発見したらデジカメで写真撮影タイム、ごっこ遊びが始まったかと思ったら、遂に劇の練習が始まりました。

東屋周辺を舞台に、稽古が繰り広げられています。
その声を聴きながらの撤収。なかなかいいものです。

「お片付けが終わったら、見に来てね!」とのお誘いを受け、夫と観劇に向かいました。

演目は「オオカミと七ひきの子ヤギ」「おおきなかぶ」「3匹のこぶた」「浦島太郎」など。
クラシカルな昔話で楽しませていただきました。

それぞれがひとり何役もこなしながら、語りは主に娘が担当していました。
劇中、揉めたり、セリフがわからなくなったりすることもなく、ぴったりと息の合ったやりとり。
さすがはきょうだい。
思いがけず素敵なものを見せていただき、またひとつキャンプの思い出が増えました。

アクセルの男性チーム、ブレーキの女性チーム

ところで、今回の撤収中、息子が夫のところにやってきて、「あの川を渡って遊びたいんだけど、いい?」と聞きに来ました。

危ないからと却下されたのですが、私が驚いたのは、やってしまう前に息子が確認しに来たことでした。これまでの息子なら、聞く前に渡ってしまうはず。

「成長してるねぇ」と私。
「〇〇ちゃん(娘)から、確認してくるように言われたんじゃない?」と夫。

確かに。
そんな気がします。

娘は、ブレーキをかけすぎるくらいかける性格。
もう少し自由にやってみていいよ、自信を持っていいよと感じることもあります。
瞬発力はありませんが、じっくり思考タイプ。
真面目で不器用、そしてとんでもないくらいの集中力の持ち主です。

対する息子は、アクセルを踏みまくる性格。
飲み込みが早いぶん、ちょっとまった! とこちらが焦ることもあります。
持続力はありませんが、好奇心旺盛な直感タイプ。
楽天的で切り替えが早く、人間関係構築のセンスがあります。

娘におんぶしてもらう息子
娘におんぶしてもらう息子。甘えん坊。

ふたりで遊ぶうちに、息子が「川を渡りたい」とアクセルを踏んで、娘が「お父さんに聞いてみよう」とブレーキをかけたのでしょう。

夫は、「まるでアクセルとブレーキ。きょうだいでうまくバランス取れてるねぇ」と話しながら、「あれ? 俺たちもそうかもね」と思い至った様子。

今、まさに私も同じことを考えていましたよ。

私たちは正反対の性格。
夫がアクセルしか持っていないなら、私はブレーキしか持っていない。
ひとりだけだと、どこかにぶつかってしまうか、どこへも動けないかのどちらかだけど、一緒に居ることでバランスを取りながら何とか楽しくやっています。

所ジョージさんがあるインタビューで、「夫婦は価値観が違うから面白い」とおっしゃっていました。

「自分とは違う価値観の人の考えに付き合ってみる。面倒だなと思いながらも、やってみると楽しい。違う価値観の人といると楽しみが増える。付き合うことも大事。」というのを読んで、こんな素敵な考え方があるのかと感動しました。

本当にその通りです。
夫の外遊びに付き合ううちに、キャンプの楽しさを知ることができました。
まさか自分が、外に出ることを気持ちいいと思うようになるとは。
人生何が起こるかわからない。

そんなことを、改めて感じた立春のキャンプでした。

立春の芽吹き
立春。芽吹き。春はすぐそこ。
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